持続化補助金サポーターのグラントです。2014年の制度開始から補助金申請のサポートに関わり、これまで数多くの事業者さんと一緒に申請を乗り越えてきました。
「Jグランツで電子申請って言われても、何から始めればいいのかわからない」——これは初めて持続化補助金に申請する方から、私が最も多く受ける相談です。この記事は、Jグランツでの申請がはじめての小規模事業者・個人事業主の方に向けて、gBizIDプライムの取得から書類提出までの全手順を解説します。結論として、やるべきことは大きく3ステップ。順番どおりに進めれば、迷うことはありません。
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持続化補助金はJグランツで申請する【全体像を3分で把握】

まず全体像をつかみましょう。持続化補助金の第19回公募は、電子申請(Jグランツ)のみで受け付けています。郵送での申請はできません。
Jグランツとは、デジタル庁が運営する補助金の電子申請ポータルです。国や自治体の補助金をオンラインで申請できるシステムで、持続化補助金もこのシステム上で提出します。
公式サイト:https://www.jgrants-portal.go.jp
申請の全体フロー
申請完了までの流れは、次の8ステップです。
- gBizIDプライムを取得する(電子申請に必須のアカウント)
- 経営計画書(様式2)を書く
- 補助事業計画書(様式3)を書く
- 商工会・商工会議所に相談し、様式4(事業支援計画書)の発行を依頼する
- Jグランツにログインし、申請情報を入力する
- 書類をアップロードして申請を提出する
- 採択結果を待つ(7月頃予定)
- 採択後、補助事業を実施して報告書を提出する(実施期限:2027年6月30日)
このうち、多くの方がつまずくのはステップ2〜4の書類準備です。逆に言えば、gBizIDさえ取れていれば、Jグランツの操作自体はそこまで難しくありません。

第19回の締切
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 申請受付開始 | 2026年3月6日(金) |
| 様式4 発行の受付締切 | 2026年4月16日(木) |
| 申請受付締切 | 2026年4月30日(木)17:00 |
| 採択発表(予定) | 2026年7月頃 |
| 補助事業実施期限 | 2027年6月30日(水) |
⚠ 最重要: 様式4の受付締切(4月16日)は、申請締切(4月30日)より2週間も早く来ます。ここを見落とすと申請自体ができなくなるので、必ず先に対応してください。
スマホでもJグランツにアクセスして申請すること自体は可能ですが、入力項目が多く画面も小さいため、実際にはPCでの作業を強くおすすめします。私がサポートしてきた事業者さんの中でも、スマホだけで完了させた方はほぼいません。
STEP1|gBizIDプライムを取得する(申請の前提条件)

gBizIDとは?なぜ必要なのか
gBizID(ジービズアイディー)は、法人・個人事業主が行政サービスをオンラインで利用するための共通認証アカウントです。持続化補助金の申請には「gBizIDプライム」というアカウントが必要です。
gBizIDには「エントリー」と「プライム」の2種類がありますが、補助金申請にはプライムが必須です。エントリーでは申請できませんのでご注意ください。
公式サイト:https://gbiz-id.go.jp/top/
gBizIDプライムの取得方法

取得方法は、マイナンバーカードの有無で大きく変わります。
【マイナンバーカードがある場合】即日取得可能
- gBizID公式サイト(https://gbiz-id.go.jp/top/)にアクセス
- 「gBizIDプライム作成」を選択
- メールアドレスを登録し、届いたメールからアカウント情報を入力
- マイナンバーカードをスマートフォンで読み取り(NFC対応のスマホが必要)
- 顔認証または暗証番号で本人確認
- SMS認証用の電話番号を登録
- 審査完了後、即日〜翌営業日にアカウントが有効化
マイナンバーカードを使えば、郵送のやり取りが不要なのでスピーディーです。
【マイナンバーカードがない場合】郵送手続き(約1週間)
- gBizID公式サイトから申請書をダウンロード
- 必要事項を記入
- 印鑑証明書(発行3ヶ月以内)と実印の押印済み申請書を郵送
- 審査完了まで約1週間
- 審査通過後、SMS認証を設定してアカウント有効化
締切が4月30日であることを考えると、マイナンバーカードがない方は今すぐ手続きを始める必要があります。
個人事業主・法人それぞれで違うポイント
個人事業主の場合:
- 開業届の控え(税務署の受付印があるもの)が必要
- 印鑑登録証明書は市区町村の窓口で取得
法人の場合:
- 法人番号の確認が必要(国税庁の法人番号公表サイトで検索可能)
- 法務局で発行された印鑑証明書が必要
よくあるつまずきポイント

私がサポートしてきた中で、gBizID取得でよく起きるトラブルを挙げておきます。
- パスワードの条件を満たせない:英大文字・小文字・数字・記号をすべて含む必要があります。メモを取っておくことをおすすめします
- SMS認証コードが届かない:格安SIMの一部ではSMS受信に制限がある場合があります。受信設定を事前に確認してください
- 「申請中」のまま進まない:郵送の場合、書類不備があると審査が止まります。記入漏れ・押印忘れがないか、発送前に必ず確認しましょう
- 申請が遅れて締切に間に合わない:実際にこのパターンで申請を断念した事業者さんを何人も見てきました。gBizIDの取得は「最初にやること」です
STEP2|申請に必要な書類を準備する【チェックリスト付き】
gBizIDが取得できたら、次は書類の準備です。ここが持続化補助金申請の最大の山場です。

様式の種類と役割
持続化補助金の申請には、主に4つの様式を使います。
| 様式 | 正式名称 | 内容 | 誰が準備するか |
|---|---|---|---|
| 様式1 | 申請書 | 事業者の基本情報 | 申請者本人 |
| 様式2 | 経営計画書 | 企業概要・強み・経営方針・目標 | 申請者本人 |
| 様式3 | 補助事業計画書 | 補助金で何をするか・経費内訳 | 申請者本人 |
| 様式4 | 事業支援計画書 | 商工会・商工会議所が発行する支援計画 | 商工会・商工会議所 |
採択されるかどうかは、様式2(経営計画書)の完成度でほぼ決まります。ここに力を入れるのが最も効果的です。

個人事業主が用意する書類
- 直近の確定申告書(第一表・第二表)
- 収支内訳書(白色申告の場合)または青色申告決算書
- 様式1〜3(自分で作成)
- 様式4(商工会・商工会議所に発行を依頼)
法人が用意する書類
- 貸借対照表・損益計算書(直近1期分)
- 確定申告書(別表一)
- 様式1〜3(自分で作成)
- 様式4(商工会・商工会議所に発行を依頼)
加点を狙う場合の追加書類
持続化補助金には、特定の条件を満たすと審査時に加点される項目があります。たとえば「経営力向上計画」の認定を受けている場合や、「事業承継」に該当する場合などです。加点項目に該当するかどうかは事前に公募要領で確認し、該当する場合は証明書類を追加で準備しましょう。
ここまで読んで「書類の準備が大変そうだ」と感じた方もいると思います。特に様式2(経営計画書)は、初めて書く方には何をどう書けばいいのか迷うポイントが多い書類です。
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STEP3|Jグランツにログインして申請を入力・提出する
書類が揃ったら、いよいよJグランツで申請です。
Jグランツへのログイン手順
- Jグランツ(https://www.jgrants-portal.go.jp)にアクセス
- 「ログイン」ボタンからgBizIDプライムのアカウントでログイン
- トップページから「持続化補助金」を検索し、第19回公募の申請ページに進む
ログイン後の画面は行政システムらしいレイアウトですが、入力項目ごとに案内があるので、画面の指示に従って進めれば大丈夫です。
申請情報の入力ポイント
Jグランツ上では、経営計画書(様式2)と補助事業計画書(様式3)の内容をフォームに直接入力します。あらかじめWordやメモ帳で文章を準備しておき、コピー&ペーストするのがおすすめです。
入力途中でも一時保存が可能です。一度にすべて入力する必要はないので、少しずつ進めましょう。ただし、ログインセッションが切れることがあるため、こまめに保存することをおすすめします。
様式4を商工会・商工会議所に発行依頼するタイミング
ここは意外と知られていないポイントです。

様式4は商工会・商工会議所が発行する書類ですが、依頼する際にはこちらの経営計画書の内容が固まっている必要があります。つまり、Jグランツの入力を進めてから様式4の発行を依頼するのが正しい流れです。
「まず様式4をもらってから書類を書こう」と思っている方がいますが、順番が逆です。計画書の中身ができていないと、商工会議所の経営指導員も支援計画を書けません。
⚠ 重要: 様式4の発行受付締切は**2026年4月16日(木)**です。4月上旬には商工会議所に相談・依頼を完了させましょう。締切直前は窓口が混み合い、発行が間に合わないリスクがあります。
書類のアップロードと最終提出

Jグランツでは、確定申告書や見積書などの添付書類をPDF形式でアップロードします。
最終提出前のチェックリスト:
- 経営計画書の入力内容に誤字・脱字がないか
- 補助事業計画書の経費内訳と見積書の金額が一致しているか
- 添付書類(確定申告書、見積書、様式4など)がすべてアップロードされているか
- ファイル形式がPDFになっているか(Wordのままでは受理されない場合があります)
- gBizIDプライムで登録した事業者情報と、様式1の情報が一致しているか
すべて確認できたら、「申請」ボタンを押して提出完了です。

申請ボタンを押した後は内容の修正ができません。必ず提出前に内容をすべて見直してください。私のサポート経験上、締切当日にあわてて提出した方ほど、添付漏れや入力ミスが起きやすい傾向があります。遅くとも締切2日前(4月28日頃)までの提出をおすすめします。
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ここまでの手順をお読みいただいて、「Jグランツの操作はなんとかなりそうだけど、経営計画書をどう書けばいいかわからない」と感じた方もいるのではないでしょうか。

実はこれ、一番多い相談内容です。
Jグランツの操作は画面の案内に従えば進められますが、様式2(経営計画書)と様式3(補助事業計画書)は自分の事業の強みや方針を言語化する必要があります。「自社の強みを書いてください」と言われても、すぐには言葉にできないものです。
私のサービスでは、12の質問に回答していただくだけで、あなたの事業内容に合わせた経営計画書のたたき台をお届けしています。さらにSWOT分析・3C分析を使った経営診断レポートもセットでお届けするので、自分の事業の強み・弱みが客観的に整理できます。
最終的な計画書はご自身で仕上げていただく形ですが、「白紙からのスタート」と「たたき台があるスタート」では、かかる時間も心理的な負担もまったく違います。

Jグランツ申請でよくある質問
Q:gBizIDの取得にどのくらいかかる? A:マイナンバーカードがあれば即日〜翌営業日。郵送の場合は約1週間かかります。締切に間に合わせるなら、早めの手続きが必須です。
Q:スマホだけで全部申請できる? A:Jグランツ自体はスマホからもアクセスできますが、入力項目が多いためPCでの作業を推奨します。計画書の文章作成もPCのほうが効率的です。
Q:申請後に書類の内容を修正できる? A:申請ボタンを押した後は修正できません。提出前に必ず内容を確認し、不安があれば一時保存の状態で見直してください。
Q:代行やサポートを頼んでもいい? A:持続化補助金の申請は事業者本人が行うものです。ただし、計画書の書き方についてサポートを受けること自体は問題ありません。私のサービスでも、計画書のたたき台をお届けすることで書き方をサポートしています。
Q:申請を間違えたらどうなる? A:内容に不備がある場合、事務局から修正の連絡が来ることもありますが、重大な不備は不採択の原因になります。特に添付書類の漏れや金額の不一致は要注意です。
まとめ:この記事のポイント

- 持続化補助金の申請はJグランツ(電子申請)のみ。郵送は不可
- gBizIDプライムの取得が最初のステップ。マイナンバーカードがあれば即日、なければ約1週間かかる
- 様式4の発行受付締切(4月16日)は申請締切(4月30日)より先に来る。ここが実質的な準備期限
- 経営計画書(様式2)の完成度が採択を左右する。最も時間をかけるべきパート
- 締切当日の提出は避け、余裕をもって4月28日頃までに提出を完了させる
第19回の申請受付締切は2026年4月30日(木)17:00です。 gBizIDの取得がまだの方は、今すぐ手続きを始めてください。経営計画書の書き方に不安がある方は、まずたたき台から始めるのが最短ルートです。
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